はじめに

インターネットでの販売は、お顔を見て、一つずつ手にふれて見ていただき、雑談も交えての店売りと違って、写真と少しの言葉で買っていただく上でのむつかしさを感じております。
商品には関して万全を期しておりますが、お顔を見ない受け渡しゆえに、時々手造りの器ゆえに起こり得ることについて説明するのが難しく思うことがあります。
 例えば同じ器でも少しずつ様子が違ってしまうことがあります。制作工程や箱に詰めるときなどなるべく揃える努力はしていても、土の収縮率が違ったり、その時の絵付けの濃さ、火の具合などさまざまな理由で一点一点微妙に違ってしまいます。しかしそれが味となり、面白いのだと理解していただくにはどのようにすればよいのかと考えさせられます。 つくり手の思いをご理解していただければ幸いに存じます。


使っていただくお客様に満足していただくのはもちろんのこと、手仕事の職人達もよろこびを持てるような、そのような器をつくる窯でありたいと日々努力して参ります。

 

どうぞよろしくお願い申しあげます。


蔵珍窯 当主